SPSS Q&A

更新日:2023年5月 31日

インストール

Q1. 動作環境について
Q2. インストールするにはどうすればいいですか
Q3. インストール用メディアを配布して欲しい
Q4. 私物のPCにSPSSをインストールして使用できますか
Q5. ライセンスサーバのIPアドレスを知りたい
Q11. オプションがメニューに含まれていない/今まで使用していたオプションがない
Q32. Macでメニューバーの設定項目の一部が無いなど表示がおかしい
Q36. 学内ネットワークなのにSPSSが利用できない
Q38. Mac10.13でメニューバーが表示されない
Q43. Macでのインストール最後に「インストール中にエラーが起きました/インストールできませんでした」と表示される

学外での使用

Q13. 学外でSPSSを使うにはどうすればいいですか
Q14. インターネット接続ができない環境でSPSSを使うにはどうすればいいですか
Q15. コミュータライセンスのチェックアウトについて
Q16. コミュータライセンスのCheck Out時に「XX(数字) is invalid. Please enter a number between 1 and 7」と表示される
Q29. spssprod.infの上書き保存ができない
Q33. MacでVPNサービスを使用してSPSSを起動させているがスプラッシュスクリーンのままでデータ入力画面に移らない
Q34. 「チェックアウト中にエラーが発生しました。エラーコード:77」と表示されチェックアウトできない

ライセンス

Q19. サイトライセンスの対象となる「筑波大学」はどの範囲ですか
Q20. サイトライセンスのSPSSを学外の人が利用できますか
Q21. 英語や韓国語,中国語など他言語版は利用できますか
Q22. Mac版やLinux版は利用できますか
Q23. AMOSは利用できますか
Q24. オプションの「(同時xユーザ)」というのはどういう意味ですか
Q25. 研究室でオプションを追加購入できますか
Q26. ライセンスサーバを独自に運用するには
Q31. コミュータライセンスでチェックアウトした後などの有効期限を知りたい

その他

Q35. ファイルを開こうとすると「データを開く」ダイアログ画面でエンコード云々が表示される
Q37. AMOSのパス図が表示されている画面で「クリップボードへコピー」をクリックするとメッセージが表示される
Q39. McDonald(1999)の ω を算出したい
Q40. MacでExcelファイルが表示されなくてインポートできない(データが開けない)
Q41. Cochran-Armitage trend test を行いたい
Q42. 数量化理論Ⅱ類 を行いたい


Q1.動作環境について

IBMのサイトをご覧ください

Q2.インストールするにはどうすればいいですか

PCの管理者アカウントでログインし, 下記のURLからインストール用ファイルをダウンロードしてください.
https://www.u.tsukuba.ac.jp/SOFT/SPSS2/(学内のみ)

インストール手順は
サイトライセンスによるSPSSインストールマニュアル
をご覧ください.

Q3. インストール用メディアを配布して欲しい

学類・専攻・学系・センター・支援室等を単位に,インストール用メディア(DVD-R)も配布できます. 組織内でのメディアの複製は自由にしていただいてかまいません. また,複製したメディアを学生に配布することもできます. 筑波大学の構成員以外にメディアを配布することはできません.

メディア管理の担当者(教職員に限る)を決めた上で, メール(下記)にてお申し込みください.申し込み用紙はありません. メールに管理担当者の氏名・所属・連絡先と配布対象となる組織名を明記してください. 折り返しメディアを学内便で送付します.

Q4. 私物のPCにSPSSをインストールして使用できますか

はい,筑波大学の構成員は私物のPC(Macintosh含む)でSPSSを使用することが認められています. ただし,(大学所有のPCで使用する場合も同様ですが)教育・研究・校務の範囲内での利用に限ります. また,大学構成員以外の人(家族など)が利用することはできません.

技術的には,キャンパスネットワークに接続されたPCでしかSPSSを起動することができません.

Q5. ライセンスサーバのIPアドレスを知りたい

IPアドレスではなく 以下のホスト名を入力してください
spss.u.tsukuba.ac.jp

ライセンスサーバには筑波大学のキャンパスネットワークからしか接続できません. 学外で使う場合はVPNサービスを経由して接続してください.

Q11. オプションがメニューに含まれていない/今まで使用していたオプションがない

インストールを実行すると全オプション製品がPCにインストールされますが, その使用にはオプション毎のライセンス購入が必要です. 本学の契約では Regression(同時6ユーザ), Exact Tests(同時4ユーザ), Categories(同時2ユーザ), Missing Values(同時2ユーザ), Decision Trees(同時2ユーザ), Advanced(無制限)が使用可能です. 他のオプション製品は使用することができません.

また,Advancedを除くオプションの利用可能なバージョンは全学計算機システムにあわせています.全学計算機システムでは最新版へのバージョンアップを毎年3月に予定しています。オプションを使う場合は、全学計算機システムのバージョンにあわせてください

* コミュータライセンスでチェックアウトをしている状態のときはオプション機能(Advanced除く)は利用できません。

Q13. 学外でSPSSを使うにはどうすればいいですか

学術情報メディアセンターが提供しているVPNサービス を使用すると,学外(プロバイダなど)のネットワークからライセンスサーバに接続することができます.

また,全学計算機システムのリモートデスクトップを使用する方法もあります.
「全学計算機システムの Windowsデスクトップを利用したい」
https://www.u.tsukuba.ac.jp/remote/

インターネットに接続できない環境でSPSSを使用する場合は次項をご覧ください.

Q14. インターネット接続ができない環境でSPSSを使うにはどうすればいいですか

外出先などインターネット接続ができない環境でSPSSを使うために, ライセンスの短期貸し出しの仕組みが用意されています.これをコミュータライセンスと呼びます.

ライセンスサーバと接続できる環境で, スタートメニューから [IBM SPSS Statistics] > [IBM SPSS Statistics 2x コミュータライセンス] を実行してライセンスをCheck Outしてください. 借り出した期間内(最大30日)はライセンスサーバへの接続無しにSPSSを起動できます. 詳しくはインストールマニュアルをご覧ください.

Q15. コミュータライセンスのチェックアウトについて

コミュータライセンスを起動すると本学で提供しているバージョンが表示されます。 インストールしたSPSSのバージョンに合わせて設定してください。

*バージョン20からはBaseとAdvanced Statisticsのライセンスを一括で貸し出すようになりました.

Q16. コミュータライセンスのCheck Out時に「XX(数字) is invalid. Please enter a number between 1 and 7」と表示される

インストール時の既定値ではDuration(貸し出し期間)は7以下でなければいけません.PC側の設定変更で最大30日までの貸し出しが可能です.設定変更方法はインストールマニュアルをご覧ください

Q19. サイトライセンスの対象となる「筑波大学」はどの範囲ですか

附属病院や附属学校など, 法人としての筑波大学に含まれる組織は全てライセンスの対象です.

■具体例1. 本学教員が受け入れている学振のポスドク(日本学術振興会の特別研究員)
A1. 利用できます

■具体例2. 客員研究員として正式に受け入れている人
A2. 大学としての受け入れを証明するもの(身分証,許可書など)がある人はライセンスの対象に含まれます

■具体例3. 本学教員が代表の科研費で、パソコンを購入(サイトライセンスのSPSSをインストール)。 そのパソコンを研究協力者である他大学の教員に貸与してSPSSを利用させる。
A3. 基本的には,筑波大学に所属する人に対するライセンスと考えてください. この場合は,筑波大学外で筑波大学に所属しない人が使うのでライセンス違反となります.

Q20. サイトライセンスのSPSSを学外の人が利用できますか

SPSS Japanからは問題のない事例として以下のようなものが例示されています:

■例1 公開講座での利用
大学主催の講座であれば,学外者でも利用可能

■例2 学外者の利用
一般企業の場合,企業管理の下,企業施設内の端末で外部の人がSPSSを利用することは可能としている(例えば契約・派遣社員による使用がこれに該当する)

上記を踏まえ公開講座の受講者や共同研究者などが筑波大学内でSPSSを利用することは問題ないと言えるでしょう.

Q21. 英語や韓国語,中国語など他言語版は利用できますか

SPSSは多言語に対応しています.インストール時にOSの言語を自動的に選択します. また,インストール後に言語を設定することもできます.

インストール後に設定する場合は,「編集」メニューから「オプション」を選択して, 「言語」タブで「出力」と「ユーザインタフェース」の「言語」をそれぞれ変更して 「OK」ボタンを押してください.

Q22. Mac版やLinux版は利用できますか

できます

Q23. AMOSは利用できますか

できます

Q24.オプションの「(同時xユーザ)」というのはどういう意味ですか

各オプションは,それぞれに該当するコマンド(メニュー)が開かれた時点で,オプションごとのライセンスを1つ使用し, 同時に5や4や2台までしかライセンスを使用できません.

例えば,授業で40人の受講者全員がSPSSを起動することはできますが, 欠損値分析(Missing Valuesオプション)のメニューを開けるのは2人までです, その他の受講者は先に開いた2人の誰かがSPSSを終了するまではそのメニューを開けません. ライセンスはオプション毎にカウントするので,この時でもその他のオプション, 例えば「プロビット」メニュー(Regressionオプションの一部)を開くことは可能です.

Q25.研究室でオプションを追加購入できますか

一般向けに販売されているオプション製品を購入し,サイトライセンスのBaseと組み合わせて使うことはできません. サイトライセンスが2022年3月までに期間を限った非永続型のライセンスなので,オプションの追加購入は, 既存契約に対して当該オプション製品の使用権を追加する特約を結ぶことになります.

また,全学用のライセンスサーバでライセンスを公開することになるので費用を負担した人が優先して利用することもできません. オプションの追加購入は現実的ではありません.

Q26. ライセンスサーバを独自に運用するには

ライセンス数に制約があるのでライセンスを追加購入しない限り独自運用はできません

Q29. spssprod.infの上書き保存ができない

spssprod.infのプロパティにある「セキュリティ」タブをご覧ください。 そのPCにログインしているユーザ名での書き込み権限がないために拒否されています。 そのユーザの書き込みを「許可」にしてください。

Q31. コミュータライセンスでチェックアウトした後などの有効期限を知りたい

メニューの[ファイル]→[新規作成]→[シンタックス]をクリックします。
[シンタックスエディタ]が起動するので以下のコマンドを入力し、メニューの[実行]→[すべて]をクリックします。

show lic.

Q32. Macでメニューバーの設定項目の一部が無いなど表示がおかしい

メニューバーの設定項目のリセットをしてみましょう

[操作手順]
1. ターミナルのアプリケーションを開き、
[アプリケーション]->[ユーティリティ]->[ターミナル]をダブルクリッ クして起動する。
2. ターミナルの中で以下のコマンドを実行してください.(パスワードは管理者パスワードを入力します)
sudo killall -u {CURRENT_USER(ログインユーザ名)} cfprefsd
3. ファインダーを起動し、
メニューバーにある[移動]を[Option]キーを押しながらクリックして「ライブラリ」を選択します。
その中にある「Preferences」を参照してください。
4.「com.ibm.spss.plist」の名前を変更(例 old_com.ibm.spss.plist)するか、ごみ箱へ移動してください。
5. ごみ箱を空にし、PCを再起動してください.

Q33. MacでVPNサービスを使用してSPSSを起動させているが スプラッシュスクリーンのままでデータ入力画面に移らない

Macのネットワーク環境でのVPN(L2TP)の優先順位を上げてください

[操作手順]
システム環境設定-ネットワークを開き、「サービスの順序を設定…」の項目でVPN(L2TP)を一番上にします

Q34. 「チェックアウト中にエラーが発生しました。エラーコード:77」と表示されチェックアウトできない

ライセンスの貸し出しができない状態を意味します。

コミュータライセンスの貸し出しには一定の割合数を設定したのでチェックアウトできないことがあります。 チェックアウトできないときは、ネットワークに接続が必要なのですが VPNサービスを経由するか 全学計算機システムのリモートデスクトップをお使いください。

Q35. ファイルを開こうとすると「データを開く」ダイアログ画面でエンコード云々が表示される
—–データを開く—–
IBM SPSS StatisticsはUnicodeエンコードモードで実行中です。このファイル
は、ロケール固有(コードページ)エンコード方式でエンコードされます。起こり
うるデータ損失を回避するため、定義されたストリング変数の幅は自動的に3倍
になります。
すべてのストリング変数の幅を、データの保持に必要な最低限の値に設定するに
は、「はい」を選択します。
[はい][いいえ][キャンセル]
————————-

 

SPSSデータセットファイル(*.savファイル)、Excelファイル(*.xlsxファイル)、テキストファイル(*.txtファイルや*.csvファイルなど)を含むすべての文字データは特定の「エンコード」という書式で入力されています。大きく分けて「ローカルロケール」か「Unicode」で入力されます。ローカルロケールは日本語など各言語ごとに設定された従来のエンコードで、1字につき1バイト(半角)か2バイト(全角)をとります。日本語では Shift-JISというエンコードが採用されます。Unicodeは全言語を一括して設定した新しいエンコードで、1字につき1バイト・2バイト・3バイトのいずれかをとります。

SPSS Statisticsは「Unicode」で設定されています。開こうとしているファイルが「Shift-JIS」で記述されている場合、この違いに対応するためファイルを自動的に「Shift-JIS」から「Unicode」に変換して開こうとしているので上記のメッセージが表示されます。

メッセージの提案どおりの設定でSPSS Statisticsで引き続き使用することができるので[はい]を選択してください。その後でデータセットファイルを保存する場合は「Unicode」で保存されます。[いいえ]を選択するとSPSS Statisticsで開けない場合があります。[キャンセル]を選択するとSPSS Statisticsで開きません。

Unicodeの場合は3バイトをとる文字が存在するため、もともとのShift-JISと比べてデータに入力した文字の桁数が多めにカウントされますのでご注意ください。

Q36. 学内ネットワークなのにSPSSが利用できない

ライセンスマネージャ名の設定はしましたか?
spssprod.infを開き、DaemonHost=にspss.u.tsukuba.ac.jp の記述があるか確認してください。なければ記入してください。

学内でも場所によっては部局による独自のネットワーク設定でSPSSが起動できないときがあります。その場合は、部局のネットワーク管理者に相談するか、VPNサービスを経由するか 全学計算機システムのリモートデスクトップをお使いください。

Q37. AMOSのパス図が表示されている画面で「クリップボードへコピー」をクリックするとメッセージが表示される

リモートアクセスのwebブラウザ(HTML5)の場合に表示されることがあります。表示されても貼り付けできます。VMware Horizon ClientまたはRDP(リモートデスクトップ接続)ならば表示されません。

Q38. Mac10.13でメニューバーが表示されない

IBMのサポートからは「Mac10.13はサポートしていないのでMac10.12に戻すか他のPCやサポート環境でご利用ください。」と回答を得ています。

参考
・Windows環境ですが全学計算機システムのリモートデスクトップで使用する方法もあります。
・dW Answers
https://developer.ibm.com/answers/questions/403359/spss-on-mac-os-1013-high-sierra/

Q39. McDonald(1999)の ω を算出したい

IBMの技術情報によるとSPSSではできないようです。
https://www.ibm.com/support/pages/node/425075

R psych パッケージには、McDonald’s omega を計算するためのルーチンが含まれています。
R をご検討ください

Q40. MacでExcelファイルが表示されなくてインポートできない(データが開けない)

Q41. Cochran-Armitage trend test を行いたい

Q42. 数量化理論Ⅱ類 を行いたい

Q43. Macでのインストール最後に「インストール中にエラーが起きました/インストールできませんでした」と表示される

インストールプログラムが隔離設定されていて正常に処理されない可能性があります。以下のページを参考に隔離設定を解除してから再度インストールをお試しください。
Mac 10.15 (Catalina) のセキュリティ強化に伴うSPSS Statistics環境の対応について-インストール対応-(IBMサイト)