遠隔授業の主な実施方法

更新日:2020年3月 30日

1. メディア記録+事後配信

授業の模様をビデオや音声のメディアファイルに記録し,配信することで学生が試聴できるようにするものです.各回の授業をManabaのコースページからアクセスできるようにしておくことで,授業を履修している学生に確実に授業を配信することができます.

手順:
  1. 授業のビデオ撮影,録音などによるメディアファイルへの記録
  2. メディアファイルの配信サーバへのアップロード
  3. Manabaコースのコンテンツページに配信サーバ上のメディアファイルへのリンクを作成して,授業資料とともに学生に公開.

2. 実時間配信(+メディア記録+事後配信)

遠隔会議システムなどを用い,学生がリアルタイムに参加する環境下で授業を実施します.

(A) PC上で講師が行う説明を配信する方式

パワーポイントや講義資料を見せながら説明を加えていくプレゼンテーションを学生が視聴する形は,講師側がカメラとマイクのついたノートパソコンだけで実施できるため比較的容易です.

(B) 教室で行う授業をカメラで撮影して配信する方式

この方式を採る場合は,黒板の文字などが読める高画質のビデオカメラを用い,講師の声が聞き取れるようにハンドマイクやピンマイクを使用して行うことをおすすめします.これらの機器を配信用PCに接続し,遠隔会議システムと連携させる必要があるため,難易度は上記(A)よりは高いと言えるでしょう.機器の操作に慣れたTAなどのサポートがあると良いでしょう.

・遠隔会議システムを利用するメリット

遠隔会議システムを用いた実時間配信授業では,学生も会議の参加者の一人として質問やプレゼンなど講師とほぼ同等の情報発信ができ,積極的な参加が可能となるメリットがあります.

・録画機能の活用

大半の遠隔会議システムには録画機能がついていますので,授業の模様を録画しておくことで,それを事後視聴のために配信することができます.学生が参加しない「先生一人だけの会議(授業)」でも録画は可能ですので,遠隔会議システムをプレゼンテーションを録画する道具としても使うことができます.

手順:
  1. 遠隔会議システムの準備(学生の登録や参加方法の告知など)
  2. 授業資料をManabaコースのコンテンツなどとして配布
  3. 授業の実施と記録(ビデオなどのメディアファイル作成)
  4. メディアファイルの配信サーバへのアップロード
  5. Manabaコース上にメディアファイルへのリンクを作成して,事後閲覧のため学生に公開.