オンライン授業の時間には manaba, Microsoft teams, Microsoft stream 等のシステムへのアクセス集中が予想されます．
あらかじめ運用業者にはサービス強化などをお願いしているところではありますが，過度のアクセス集中が発生した場合にはサービス遅延や，一時的なサービス停止も想定されます．
授業担当の先生方におかれましては，こうした問題を回避しつつ，授業中に問題が発生した場合の対策も事前に御検討下さいますようお願い致します．
１．想定されるトラブルと影響
manaba, teams, stream は，それぞれ独立したシステムですので，基本的に相互に影響を与えることはありませんが，各システムに障害が発生した場合に想定される問題例を挙げておきます．
(1) manaba のサービス停止
- manaba は全ての授業で利用されると予想されることから，学生が manaba に一斉にアクセスすることで，停止することが特に懸念されています．
- 学生はmanabaコースにアップロードされた講義資料にアクセスできなくなります．
- 動画へのリンクがmanabaに示されている場合には，リンクにアクセスできないために動画を視聴できなくなることが想定されます．
- アンケートやクイズの機能も使うことができません．
(2) teams のサービス停止
- 会議機能を使った授業の実時間配信が行えません．
- 会議の録画機能，チーム内のファイル共有，チャット機能が動作しません．会議の録画については録画先をご確認ください．
(3) stream のサービス停止
- アップロードされた動画の視聴ができません．
- 動画のアップロードができません．
以下にこれらの問題に備えてできることと，問題発生回避に向けた対策について記します．
２．問題回避のためにできる対策と，アクセス負荷分散のためのお願い
(1) 学生の受講環境準備
- manaba のコースへの登録（TWINS履修登録後1日程度で反映されます）， EES 特典サインアップ，teams のチーム登録など，受講に必要な準備はあらかじめ済ませておくようにご指導ください．
- 学生が正規の授業時間に受講しなくてもよい場合には，不要なアクセスを減らすために，そのことをあらかじめ周知してくださいますようお願いします．
(2) 授業資料について
- できれば受講生に事前に資料をダウンロードするよう呼び掛けてください．
- その他の連絡事項も，事前に余裕を持って参照するようにご指示ください．
(3) 動画閲覧について
- 動画をstream などにアップロードしている場合，動画へのリンクを事前に知らせることで，manaba が停止しても，学生はその動画を視聴することができます．
- 学生のネットワーク環境によっては，混雑時に，動画の閲覧が難しくなる可能性があります．授業時間内に視聴し終えることにこだわらず，時間をずらして視聴できるよう，視聴すべき時間を柔軟に設定してください．
(4) 授業の実時間配信をする際における，manaba の利用について
- 授業の実時間配信を計画されている場合には，授業中に配信が停止した場合にどのようにするかをあらかじめ決めておき，学生にも周知しておいてください．
- manaba の「マイページ」はアクセスが集中するので，学生が授業のコースのページにたどり着くまでに時間がかかる恐れがあります．マイページを経ずに，コースのURL
https://manaba.tsukuba.ac.jp/ct/course_XXXXXXX
(XXXXXXXの部分はコースごとに異なります) に直接アクセスさせることで，この問題が解消できる可能性があります． - manabaの小テストや課題を授業時間内に提出するように指示すると，授業終了時にアクセスが集中します．時間をずらして提出できるよう，提出期限を柔軟に設定してください．
- 授業中にmanaba上の特定のファイルを一斉にダウンロードさせることも極力避けてください．
-
出席カード (respon) は manaba とは独立しているので，授業中に出席をとっても支障はありませんが，1つの出席カードで600人までという制限があります．また，学生のネットワーク環境がよくない場合もありますので，出席の提出期限も柔軟に設定してください．
3.（参考情報）