Microsoft Copilot の概要
下記は、2025年6月時点の情報を元に作成されました。
Microsoft 社の生成系 AI サービスである Copilot チャット(旧:Bing Chat Enterprise)は、Microsoft製品の個人ライセンスとして全構成員が利用いただけます。
これは、Teams、Outlook、Word、Excel、PowerPoint などの Microsoft 365アプリ上にて機能する Copilot の「Microsoft 365 Copilot (Copilot Pro)」とは異なります。
(Microsoft 365 Copilot については、ページ下部の「比較」部分をご確認ください。)
「Copilot チャット」は、Microsoft 社が提供するクラウドサービスの一つで、OpenAI 社の GPT-4 相当の生成 AI チャットにインターネット上の検索(Bing検索)が組み合わされたものです。
詳しくは、Microsoft 社のドキュメントをご参照ください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/overview
尚、本学の EES 契約の下で利用できるのは、「エンタープライズ データ保護を備えた Copilot チャット」というサービスであり、Microsoft 社 によれば、プロンプトに入力・出力したデータは、Microsoft のシステムに蓄積・保存されることはなく、いわゆるモデルの学習に利用されることはないようです。
詳しくは、Microsoft 社のドキュメントをご参照ください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/privacy-and-protections#commercial-data-protection
利用対象者
@u または @un の 本学のMicrosoft アカウントを持っている方
(離職・卒業・修了すると利用対象者ではなくなります)
利用手順
- https://m365.cloud.microsoft/ にアクセスします
- 本学の @u または @un の Microsoft アカウントにてサインインしてください。
(既に、Microsoft 365 などにサインインしている場合でも、あらためてログイン操作が必要です) - Microsoft Copilot の画面が開きます。
右上に「保護済み」とチャット入力ボックスの上に「このチャットでは、個人と会社のデータが保護されています」と表示されていれば、大学の契約の下での「エンタープライズ データ保護を備えた Copilot チャット」を利用している状態です。
(Microsoft の都合により画面構成が異なる・変更される場合があります)
※上記の手順が上手くいかない場合、最初からもう1度やり直してみると解消することがあるようですのでお試しください。
尚、Windows 11 (ver23H2 以上)であれば、Windows の Copilot アプリからもアクセスすることもできます。
※注意事項
Copilot チャットには個人向けのものもあります。
「保護済み」「このチャットでは、個人と会社のデータが保護されています」の表示がない場合は,大学の契約の下での「エンタープライズ データ保護を備えた Copilot チャット」ではなく個人向けの Copilot チャットを利用している状態ですので十分注意してください。
利用に当たっての注意項目
※本学の生成系 AI の利用における利用指針や留意事項に従って利用してください。
「筑波大学における生成系AIの使用に関する基本方針について」
https://www.tsukuba.ac.jp/education/g-courses-fresh-document/pdf/2024spring-generation-ai-policy.pdf
※尚、当センターでは、Copilot チャットの利用上のサポートはおこなっておりません。
比較
上記の「Copilot チャット (旧:Bing chat enterprise)」と「 Microsoft 365 Copilot」には違いがあります。
「 Microsoft 365 Copilot」とは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams などの Microsoft 365 アプリと連携して動作するものとなりますが、こちらの利用には、別途、有償ライセンスの購入が必要となります。
有償ライセンスの購入希望の場合は、当センターのお問い合わせフォームからご連絡ください。
※学生は購入手続きできません。必ず教職員からご連絡ください。
尚、2025年1月中旬から「Microsoft 365」のサービス名自体が「Microsoft 365 Copilot」へ名称変更されていますが、Microsoft 365 アプリと連携して動作するCopilot を利用するには、この有償ライセンスの購入が別途必要となります。
主な機能比較 ※2025/6月時点における情報と案内となります。
特徴 | Copilot チャット | Microsoft 365 Copilot |
価格 | 無償(EES契約の範囲内において) | 別途、有償ライセンスの購入が必要 (価格は利用開始月によって変わります) |
利用可能なプラットフォーム | Web、モバイルアプリ、Windows、Bing、Microsoft Edge | Microsoft 365アプリ(Word、Excel、PowerPoint、Outlookなど) |
機能 | 文書作成、要約、プレゼンテーションのサポート、アプリケーション横断のインテリジェンス | チームコラボレーションの強化、Microsoft 365内の情報参照、データ分析と視覚化 |
組織内データの検索 | 不可 ※1 | 可能 ※2 |
※1 Copilot は、Bing 検索インデックス内のパブリック Web からのデータのみに基づいた生成 AI サービスです。エンタープライズ データ保護が有効になっている場合でも、OneDrive 内のドキュメント、メール、その他のデータなど、Microsoft 365 Graph 内の組織のリソースやコンテンツにはアクセスできないとされています。
※2 Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams などの Microsoft 365 アプリケーションと連携して、組織内のドキュメント、メール、チャット、会議のノートなどから必要な情報を迅速に見つけ出すことができるとされています。
※尚、Microsoft の都合で、製品名は変わる場合があります。
このサービスに関するお問い合わせ
このサービス・ソフトウェアの動作や使用方法に関するサポートは行っておりません。