Trend Micro Security for Mac(TMSM) インストール時のエラーについて

更新日:2022年2月 9日

TMSM を Mac へインストールした時に起きるエラーの対処法についてのページです。


「インストールできませんでした」と表示された時


インストール作業中このエラーメッセージが出た場合は、次の2点が考えられます。
 ・既にアンチウイルスソフトがインストールされている
 ・アンインストールが不完全だった

この場合はインストールログを確認してください。
Mac のインストールログは /var/log/install.log になります。

インストールログの確認方法

インストールログは、一旦別な名前でコピーして確認するのが無難です。
確認方法を以下に示します。

  1. Lanchpad をクリックする
  2. 「その他」をクリックする
  3. 「ターミナル」をクリックする
  4. インストールログをコピーする
    下記はアンダーラインで示している部分を入力してください。

    mac:~ $ cd Documents/                  #”書類”フォルダに移動  #
    mac:Documents $ cp /var/log/install.log ./install-TMSM.txt #インストールログ(install.log) を   #
                                  #install-TMSM.txt ファイルとしてコピー#
  5. Finder から install_TMSM.txt をダブルクリックで開き、該当部分を表示させる
    インストールログファイルは、Mac にインストールした全ての記録が保存されていますので、ファイルの一番最後から見ていくのが良いと思います。
    該当部分は、「./preinstall:  == start executing check_all_third_av ==」と有る行から始まる部分です。

    “third_av” ってのが、他社製品のアンチウイルスソフトを示しているようです。
    で、それが見つかれば、その下に
      ./preinstall: [Stop] 3rd av is already installed: symantec.kext.SymAPComm
     とか
      ./preinstall: [Stop] mdfind: /Applications/ClamXav.app
    といったように [Stop] なんちゃら、、という行があれば、それが引っかかったソフトになります。

  6. 上記で見つかったソフトを削除し、Mac を再起動してから TMSM をインストールしてください。


インストール終了後、TMSM を起動したら「保護が無効」と表示された時


この状態は、管理サーバとの通信が未だできていないため、各種設定が読み込めていない状態となります。
管理サーバは、Mac を直接学内LAN に接続するか、VPN サービスを使用して学内LAN に接続してください。
学内LAN に接続した状態で Mac を起動(再起動)し、しばらく待つと管理サーバと通信が始まります。


「開発元が未確認のため」と表示されたら

次の2とおりの対処法があります。
まずは1番目で行い、それでもダメな場合は2番目をためしてください。

  1. インストールパッケージをダブルクリックで開かず、右クリックメニューから「開く」をクリックする方法
  2. アプリケーションの”ターミナル”を開き、次のコマンドをキーボードから入力します。
    % sudo spctl –master-disable [enterキー] #アンダーライン部がコマンドです。
    この状態でインストールを行い、終了後次のコマンドを入力します。
    % sudo spctl –master-enable [enterキー]
    ”ターミナル”を終了します。
    *** 注意 ***
    “–master” の所はハイフン “-” が2つあります。コピー&ペーストだと1つになってしまう場合がありますので、入力時に気をつけてください。

以上